編集者がおすすめする、“編集者になりたい人”が読むといい本4選+番外編
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編集者がおすすめする、“編集者になりたい人”が読むといい本4選+番外編

こんにちは、編集プロダクション「プレスラボ」の池田(@sonoko0511)です。このnoteでは「編集者がおすすめする、“編集者になりたい人”が読むといい本」をまとめました。

プレスラボの編集者が、ある編集者志願者から「おすすめの本はありますか?」と聞かれたのをきっかけに、このnoteを書くことにしました。

今回、プレスラボの編集者が編集に役立つ本やコンテンツを紹介しています。編集者になりたい人、編集ビギナーの人への参考になれば幸いです。

1.『記者ハンドブック』:「編集時に気をつけること」を学べる

表記ルールの確認で使用することの多い辞書的な本ですが、「本」として頭から全部読むと、だいたいの「文章を編集するときに気をつけること」がわかります。

例えば、差別表現や不快用語の項目。

「あらゆる差別をなくすため努力するのは報道に携わる者の責務」や「『障害を持つ』という表現には望んで障害を持ったわけではないと当事者から批判があることに配慮し、『障害の(が)ある』と書く。」(本文引用)

など、編集者として忘れてはいけない目線や具体的な修正を学べます。

自己啓発書や編集ハウツー本のように、読み進めやすくワクワクする感じの本ではありませんが、きっと良き学びになるはず。(山本莉会/@yamamoto_rie

2.『はじめての編集』:「編集者=バンドマスター」で編集業務の理解が深まる

僕は「バンド」が大好きです。編集者はバンドを取りまとめる、さしずめ「バンドマスター」(=バンマス)ではないかと考えます。

いいバンドを組むためには、ボーカルやドラマー、ギタリスト、ベーシストなど、各パートとの調整・アンサンブル・楽曲のアレンジが必要です。

カッコいい音楽を作るには、バンマスが各パートに対して、いかに楽曲のイメージを共有して、ディレクションできるかが重要。

これは編集業務でも同じことが言えます。クライアント、取材対象者さん、ライターさん、カメラマンさん、デザイナーさんに対して、コンテンツ制作の目的・方向性・共通意識を共有しリードすることで、良質なコンテンツが作れると思います。

本書では編集の3大要素を、音楽の基本要素「メロディ、リズム、ハーモニー」になぞらえて、「言葉、イメージ、デザイン」と表現しています。

バンマス=編集者に置き換えることで、編集業務の大枠がスッと入ってきた名著です。
編集者を目指している方は、ぜひこの本を手にとってみてくださいね。(南野義哉/@yossy04071

3.『編集の教科書』:タイトルの考え方から編集者の心構えまで押さえられる

編集者になって初めて読んだのがこの『編集の教科書』。第1章で、編集の核心は「タイトル」とあります。初心者の僕にとって、初球で「タイトル」という名の剛速球を投げ込まれた感覚になりました。

テレビやWeb記事のちょっとした見出し、電車で見る広告。「自分だったら○○ってタイトルをつける」と日常的にタイトルを考えるクセを身に付けられるようになった1冊です。

初心者でも読みやすいところは前提として、本著のおもしろいところは、『聖書』を例題としているところ。

著者の宇留間さんは「編集者はまず人間を知るべき、そして人間を知るには『聖書』が手っ取り早い」と語っています。

編集者としての心構え、基本のノウハウが学べる1冊、これから編集者を目指す方にはおすすめです!(野村英之/@yanson0218

4.『新編 悪魔の辞典』:実戦で使える言葉を増やす習慣ができる

編集者は言葉を知っておく必要があると思います。言葉を知っておくというのは、現場で活かせる語彙力のことです。

とはいえ、美味しいものを前に「美味しい」、気持ちいい瞬間に「気持ちいい」と、当たり前な一言を口にしがちなように、五感が震えたタイミングで何かを発言するとき、自分の語彙力のなさを痛感するのですが……。

ただ、編集というシーンでは、もっとキレキレでいたい。そう思うので楽しみながら読める辞典を活用しています。

アンブローズ・ビアスが生きていた当時の社会事情や歴史を知らないと、理解できない箴言も収録されていますが、言葉を楽しめる辞典だと思います。

編集者として、そのときどきで最適な言葉を持ち出せること、より届く言葉を導き出すことができるように、使える言葉を増やす習慣を持ち続けたいものです。(池田園子/@sonoko0511

番外編1.「実際の案件」:何が起きるかわからない現場で助けになるのが経験

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編集者にとっての一番の教材は、「実際の案件」だと思います。
(※他のメンバーが書籍を挙げているので、こういう視点もあるよ、ということで……!)

何が起こっても案件を前に進め、納品まで持っていくのが編集者の仕事。逆に言えば、案件の中でトラブルが起これば起こるほど、経験値になります。

もちろんトラブルが起きないに越したことはありませんが、「起こったら得」ぐらいのスタンスで大丈夫です。

また、私たちと同じ受託編集者であれば、目指すべき原稿は案件によって変わってきます。クライアントによって、あるいは媒体によっても、レギュレーションやトンマナは異なります。

ライターさんからいただいた原稿をどのように料理するか、これは最終的には実地で学んでいくしかありません。

人間が生み出す文章は生もので、基本的に不安定です。どんなに経験豊富なライターさんでもコンディションによってクオリティが揺れることはありますし、逆に駆け出しのライターさんでも、条件がハマればベテラン顔負けの原稿を出してくれることもあります。

そこが編集者の仕事の面白いところでもあるのです。さまざまな変数があるぶん、何が起こるかわかりません。

そんな中で自分を助けてくれるのは、一般的なノウハウよりも、自分自身で積んできた経験だと私は思います。(檜垣優香/@hi_ko1208

番外編2.「毎日新聞 校閲センター公式Twitterアカウント」:読むうちに、ことばの使い方の基本が自然と自分のものに

このアカウント(@mainichi_kotoba)をフォローしておくと、毎日新聞の校閲センターが運営するサイト「毎日ことば」に掲載された記事公開のお知らせが届きます。

ことばの読み方や使い方に関する解説のほか、Q&Aなどもあって飽きさせず、楽しんで読んでいるうちに自ずとことばが身近な存在に……。(鈴木一禾/@ichikasuzuki

本を読んだ後は、自分でも編集してみて

ここで取り上げた本やコンテンツなどを参考にした後は、自分で手を動かして編集をしてみてください。インプットした後は実践あるのみです。

こちらを読んでくださった方の中に、「他にもおすすめの書籍があるよ!」という方がいたら、コメントやツイートで教えていただけたら幸いです。

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