見出し画像

茨木市長との出会い。わずか3ラリーの会話でポジティブで強烈な印象を残すこと

あけましておめでとうございます。プレスラボ・編集者の野村英之です。

令和7年ですね。元号が変わった令和元年(2019年)から6年が経ちました。皆さんは当時のお正月に、いま(令和7年元旦)の自分の状況を想像していましたか?

僕の6年間を時系列でざっくり言うと、

・北海道から東京への引っ越し(転勤)
・営業から物流企画への異動
・プレスラボへの転職(編集未経験)
・結婚
・犬との暮らし
・結婚式
・大阪への引っ越し
・子どもの誕生

などです。振り返ると、人生の方向が変わるような大きなイベントや変化があったなあと感じます。6年前のお正月にはこれらのことが起こるとはほとんど想像できていなかったです。月日があっという間に過ぎるということを、毎年この年賀コラムを書いていると痛感しますし、人々に平等に与えられた「時間」を大切に過ごしていきたいと感じます。

去年の夏ごろ、僕に強烈な印象を与えた人がいるので紹介します。僕が住む大阪府茨木市の市長、福岡洋一さんです。

ある平日、天神橋筋六丁目(天六)でお昼ごはんを食べようとラーメン屋さんに入りました。カウンター10席ほどの広さで、となりのお客さんとも比較的距離の近いような、こじんまりとした店内。福岡市長は市職員の方(?)と計3人でラーメンをすすっていました。僕は席に着き、注文を済ませて店内を見渡したとき、福岡市長の存在に気づきました。

ポスターや市の広報誌などから福岡市長の顔を認識していたものの、日ごろから発信を見たり批判的な感情を抱いたりすることなく、なんとなく知っている程度。ただ、4月に茨木市長選挙が行われていたのもあってか、福岡市長の顔を見て、「あ、市長や」と気づいたのです。

茨木市には、「おにクル」という文化・子育て複合施設があります。役所の子ども関連部門があったり、大規模なホールがあったり、最近では将棋の藤井聡太竜王・名人が竜王戦を行ったりとさまざまな機能がある中で、僕がしょっちゅう利用するのが「もっくる」です。

↑イラストでわかりにくいかもしれないが、すごく広い空間で子どもを解き放てる、疲れさせれる(画像引用:もっくるInstagram)

(そして、子ども300円、保護者100円と利用料金が安いので、子どもを何回でも連れていける、疲れさせれる)(参考:ご利用料金

茨木市に住んでよかったことのひとつに、おにクルがあることが挙げられます。この施設への感謝の気持ちを強く持っていたので、僕は福岡市長が会計に立ち、店員さんがお釣りを取りにいって戻ってくるまでの15秒ほどを狙って話しかけました。

僕:福岡市長!(知り合いかよ)
福:はいっ、そうです(驚きつつもやわらかくにこやかな表情)。
僕:僕、茨木市民で、天六でお会いするなんてびっくりです(いや、知り合いかよ)
福:そうなんですか!! お仕事ですか? 声かけてくださってありがとうございます!
僕:はい、仕事で。おにクルをつくってくださってありがとうございます。めっちゃ利用しています!
福:わああ、ありがとうございます(うれしそうで興奮気味の表情)。お子さん、いらっしゃるんですね。いっぱい使ってくださいね。ありがとうございます!

という会話を経て、福岡市長の元にお釣りが到着。さらに去り際、片手を僕の肩にポンっと置き、もう一方の手で握手をして、「お仕事がんばってください!」と言ってお店を出ていきました。

心に残っているのが、わずか3ラリーの会話で「ありがとうございます」と3回も言われたこと。それもめっちゃ笑顔で、うれしそうに話していたのが印象的でした。

ラーメン屋で、しかも茨木市でもない場所でいきなり話しかけてきた見ず知らずの男に、一瞬で心を開いて会話をする。しかもめっちゃ感謝してくる(笑)。「この姿勢はどこから来るのか」と感動すらしました。しかも去り際にはボディタッチまでしてきたんですよ? でもぼくは全く嫌じゃなかったんです。

距離の詰め方や会話のテンポ、表情なども僕にとっては不快な点がひとつもなく、相手の雰囲気を瞬時に受け取って対応するスキルが長けているんだろうなあと思いました。

短時間で相手の心をつかみ、強烈な印象を残すこと。そのために自分の心をまず一気に開いて、相手に柔らかい表情と大きなジェスチャーでリアクションをすること。30秒もない福岡市長との会話から、仕事におけるコミュニケーションの取り方を学びました。

心を一気に開く……これ、人によってすごく難しいことのようにも感じるけれど、僕はまず実践していきたいと思います。

余談ですが、僕が入ったお店はラーメンもおいしいですが、チャーハンが超人気のお店です。総大醤、いつも行列ですが、営業時間が長く、お昼休憩もなく営業しているので近くに行くことがあれば立ち寄ってください。

***

クライアントの皆さま、クリエイターの皆さま、プレスラボメンバーに支えられた2024年も大変お世話になりました。

2025年もよろしくお願いいたします!


プレスラボの情報はTwitterで発信しています!