「d's JOURNAL」楠木建教授インタビュー #仕事実績紹介
こんにちは、プレスラボの池田です。このnoteではプレスラボが制作に関わった記事を不定期で取り上げます。現場に立ち会った編集者の生の声も交えてお届けします!
今回ご紹介するのは、パーソルキャリアさまが運営する「d's JOURNAL」の記事です。
「d's JOURNAL」は、経営者や人事・採用担当者の課題解決を手助けするWebメディア。
採用を中心に、定着や人材育成など、人事領域に関する企業インタビューやナレッジ、レポートなどを発信しています。
12/24に公開された、一橋ビジネススクール 国際企業戦略専攻 楠木建教授の取材記事制作を弊社が担当しました。
皆さんは「戦略人事」という言葉を聞いたことはありますか? 戦略人事とは、経営戦略に深くコミットした人事体制を指す言葉。従来型の管理的な体制とは違います。
競争戦略の専門家として知られる楠木教授は、「本来なら経営人材の獲得は経営者がやるべきこと。それを人事担当者に丸投げしていないか」と指摘します。
私にとって特に印象的だったのは以下の言葉でした。経営者が自分自身の中に、戦略人事部としての一面も持たなければならない、ということ。とても刺激的なインタビューでした。
センスのある経営者がセンスのある人を見つけにいかなければ、商売全体を回せる力を持つ人を採用するのは難しいでしょうね。「忙しくてそんなことまでやっていられないよ」と言う人がいたら、それは二流経営者であることを証明しているようなものです。夜の会食に行くくらいなら、その会社や経営者が求めるセンスに基づく人材を探したり、見極めたりすることを優先した方がいい。
この取材に立ち会った、プレスラボ編集者の斎藤充博にこの日のことを振り返ってもらいました。
『ストーリーとしての競争戦略』などで著名な楠木建先生。先生の専門は「企業の競争戦略」です。企業が長期利益を獲得するために、他社とどのような違いを打ち出していくか……という、なかなか難しい内容です。しかし楠木先生の文章はまるで週刊誌に連載しているおもしろエッセイストのようなユーモアがあります。僕はこれまでに楠木先生の本を数冊読みましたが、どれも「イッキ読み」という感じですぐに読んでしまいました。ようは楠木先生のファンなんです、僕は。弊社で制作を担当しているd's JOURNALで、そんな楠木建先生にインタビューができることになりました。実際のインタビューはライターの多田慎介さんにお願いして、僕は編集として隣で見ていただけなのですが、いやあ、すごかった。楠木先生の著書の中で出てくるユーモアが、そのままライブで出てくるんです。僕は興奮して「ウワ~~」って声を出して走り回りたい気分だったんですが、必死で抑えているような状況。落ち着け、それやったら普通にダメだから……。取材は午前中に終わったのですが、興奮のあまり頭がボーッとしてしまって、午後はまるで使い物になりませんでした。それはライターの多田さんも同じだったらしく、「こういう取材が今度あったら、できるだけ午後か夕方に設定しましょうね……」なんて話を二人でしたのでした。以上、コンテンツを作る人間の「役得」の話でした。インタビューって、難しいことも多いんですが、それ以上に楽しいんです。
確かに難易度の高いテーマの企画ですが、シンプルに「知らないことを知る」「それにより刺激を受ける」「その道のプロのお話を対面で聞ける」といった「役得」だらけ。こういう仕事と巡り合う機会は、プレスラボにいるとたくさんあります。
次回も編集担当者の裏話を含め、弊社が制作に関わった記事をご紹介します!